11.21.20:07
[PR]
05.20.00:51
【ヘッドホン】MDR-PQ1
あれあまり知られてないもんなぁ。
ということで、今回のレビューもどきの単なるカビ之介によるカビ之介のためのヘッドホン感想記録は、SONYのヘッドホン、『MDR-PQ1』をご紹介。
※何度だって言いますけども、これはあくまで主観なので、あまり信用しすぎないでね!
基本情報
構造:密閉型
ドライバー:φ40mm
再生周波数帯域:8Hz~25kHz
インピーダンス:70Ω
出力音圧レベル:104db
質量:255g
プラグ:ミニプラグ
コード:1.2m 片出し(着脱可能)
こちらを買ったのは・・・えー2010年の・・・いつだったかな、買ったの・・・。夏から秋にかけてくらいだったと思います。
SONYがヘッドホンの新シリーズとしてPIIQシリーズを発表して、そのなかのフラッグシップモデルにあたるのがこのMDR-PQ1です。
シリーズのコンセプトからもわかるように、今までのSONY製品とはひと味違う、どちらかというと奇抜な色によるデザイン性を重視したモデルが多く発売されました。
このヘッドホンも、SONYらしいところはほとんど見受けられないので、パッと見SONYの製品とは気づかれないことが多いですね。PIIQシリーズもそんなに大々的に宣伝されていたわけでもないせいか、街中で付けている人もあまり見たことがないですね。
・デザイン
ぶっちゃけこのヘッドホンを買った理由というのは、この色、デザインによるものが大半を占めています。黒×ピンク!
ヘッドバンドは特殊なロック構造をしているため、うっかり伸びたりしないっていうのがGood!
このロック部分にも模様、そしてPQのエンブレムがついててかっこいいです。
ちなみにバンド部とハウジング部は布っぽい感じの地です。意外。
付けてる時は一見黒が目立ちますが、ヘッドホンの内側は基本的にどピンクなので、目立ちます。
ハウジング内とイヤパッド。
このヘッドホン内で唯一「SONY」のロゴが入っているのはこの部分!
つけてたら見えない、つけてなくても気づきにくいところに入れるってのは中々面白いなぁと思います。
・フィット感
上の写真からわかるように、ハウジングのネット部には多少耳にフィットするように角度がついてます。
あ、あとこのイヤパッドはご覧のとおり四角です。同じような形、つけ心地でいうと、オーディオテクニカのSQ-5なんかに近いでしょうか。ただイヤパッドの質やフィット感は、こちらPQ1のほうが上だと思います。
・遮音性
このヘッドホンに限らず、これくらいの価格帯のヘッドホンにあまりフィット感とかつけ心地を求めてはいけない気もするのですが・・・。
バンドの構造上、側圧はかなり低いです。なので、これをつけて頭を振ったりすると、すぐずり落っこちてきます。あと人によっては側圧が弱すぎて、イヤパッドが耳にフィットしないなんてこともあるかもしれないですね・・・。
イヤパッドもそんなに完全につつみこむほど厚くはないので、ちょっと遮音性は低いかもしれないですね。でも街を歩いてるときなんかには、音を大きくしすぎないで、うまく外の音も拾えるからそれはそれで安全なんじゃないかなとも思います。
・音漏れ防止
私はあまり気にならない。という個人的な意見になってしまいますね~。比較的音漏れしてないほうじゃないのかな・・・。
ただ上にも書いたように、遮音性が高くないために、音量を上げがちになってしまったりすると、まぁ確実に音漏れは起こします。このヘッドホンで電車内で音漏れしているというのは、ちょっと耳に負担がかかりすぎてるのではないかなと思います。
・携帯性
折り畳み機能は搭載しておらず、比較的手軽な価格のヘッドホンに採用されているハウジング部のスイーベル機構も持ち合わせていないため、携帯してもつのは中々難しいと思います。
このデザインですから、聴かないときは首にかけておくとオシャレなんじゃないですかね~。
ケーブルが着脱式なので、ケーブルを外していれば首にかけていてもあまりじゃまにならないと思います。
・音質
正直・・・すこし期待はずれと言いたくなってしまうところがありました・・・。
なにせ、音が篭る。はっきりしない。派手な見た目とは裏腹に少し迫力の足りない音。全体の明瞭感が足りない。
これは発売当時の値段は10000円ちょっとでしたが、正直、その値段で買う価値のあるヘッドホンではないかなぁ・・・と。(現在は8000円を切る程度まで下がっているようです)
SONYのヘッドホンのイメージは、結構エージングをしてみると音が変わる・・・ということで結構な期間鳴らしてみました。やっぱり結構違うなぁ・・・と思いますね。まぁ気分の問題というものもありますが・・・。
音場感は結構広めで広がる音は楽しめます。
低音が強めな傾向なのかなと思うのですが、どちらかというと低音にしまりがないので、ロックなどを聴いてるとモノによってはバスドラの音がちょっと行方不明になってしまったり・・・。
あくまでノリ重視のヘッドホンかなぁと。外で使うにはいいけども、家でのリスニング用にはもうちょっと明瞭感のあるヘッドホンがいいかな・・・というのはありますね。
でもバランスは悪くないので、インストものよりはロック・ポップなどのボーカルものを得意としてると思います。
・総評的ななにか
該当する部分がなかったので書きそびれましたが、このヘッドホンのケーブルは珍しくフラットケーブルです。
これを国内メーカーでヘッドホンに採用しているのはあまり見たことがない気がするのですが・・・。
フラットケーブルを採用しているヘッドホン、イヤホンの代表例はモンスターケーブルのイヤホンですね。
このフラットケーブルは丈夫な上に絡まりにくいという、割とメリットが多いケーブルだと思うのですが・・・意外と普及しないなぁ・・・。(SONYのXBシリーズなんかでは採用されてますね)
その他、上に挙げたヘッドバンドの独自のロック構造なども含め、PQ1のデザイン、構造、テクノロジはかなりいいセンスをしてると思います。ただ音質はSONYのわりには・・・と思ってしまうところがあるのが難点ですね。
正直、このPIIQシリーズ以外にもこの構造やデザインを継承してほしいなぁと思います。
これで音質改善したモデルが出たら、まっさきに買っちゃうだろうなぁ・・・・って思いますねぇ。
SONY PIIQ ステレオヘッドホン PQ1 MDR-PQ1
このヘッドホンは音質が良くないと言うより性能を発揮できてないのが
あると思いますね。
>kohei さん
コメントありがとうございますっ。
そうですねぇ・・・、それもあるかもしれません。
まぁ、この機種に限らない話ですが、再生環境や個人の感じ方、聴くジャンルなどによっても随分印象が変わりますから、中々はっきり言えないところなんですよね。
なので、そうですね・・・どちらかというならば、同じ価格帯のSONYのヘッドホンよりは音質、特に明瞭感が劣るという気がした、という感じでしょうか。
正直私も再生環境がきちんと整っていたり、様々な環境で聴けるという状態ではないところもあるので、あくまで、自分がDAPにつなげて外で使った時、もしくは家のミニコンポやプレーヤーにつなげた時のヘッドホンの音質、性能という観点でこの記事を書いています。
もし他に何かこのヘッドホンについて感じることなどがございましたら、是非また詳しくコメントいただければと思います。
一人で書いているとどうしても偏りがちになってしまうので・・・。
お返事ありがとうございます。
インピーダンス高いですし、MG-F508
で聴いている分にはそんなにこもりは感じません。
中音~中低音が良く出ている感じでロックに良いです。あんまり刺さりません(こもりと感じる原因かな)し実は結構高音も量あります。
まぁかまぼこと言った具合です。一回アンプにでも繋いでみたいものですね。そのままでも長時間聴くのに良い感じですが。
あとポータブルヘッドホンとは明記して居ませんし・・・
こちらこそ、お返事ありがとうございます!
koheiさんもおっしゃってる通り、いわゆるカマボコ型であり、私は普段ドンシャリ型のヘッドホンを多用するせいで篭もり方の感じ方の違いもあるかと思います。
正直このインピーダンスの高さでは、DAPでは鳴らし切れないんじゃないかと最初思ったんですが、それなりに鳴らしこめば大丈夫かなと感じていますね。
(もちろんホームユースのオーディオにつないだり、アンプをつなげると音の迫力の出方がかなり違いましたが)
ロックやエレクトロなど、低音が響くようなものならばジャンルとしては合うのかなーと思うのですが、クラシック、あとものによってはボーカルものは、やっぱり明瞭感に欠けるかな、と感じてしまいます。まぁクラシックに関してはもうこのヘッドホンの見た目からして用途が違うでしょうし、またボーカルものも多種多様ですから、これもまた一概にはなんとも言えないんですよね(汗
結論が「結局人それぞれの感じ方次第」ということになってしまうのですが(汗、自分の言い表せなかったところを、気づかなかったところをコメントによって意識することができてよかったです。ありがとうございました。
今後もなにかkoheiさんが所有されてるヘッドホンなどについて書いてることがあったり、なにかその他情報などございましたらコメントいただけると嬉しいです!
やはり付属だと中音がピーキーだったのでこの機種が手軽にリケーブルが可能なこともあり思い切ってコ○マに売っていたビクターのCN-50E(取り回しは最低クラス(笑))にリケーブルしてみました
ピーキーさが減り低音がかなり良くなり聴きやすくなりました
具体的には低音に締まりが出てクリアになった感じです
ちなみに所有はTH-7Bやオーテクのポタホンとかです
おぉっリケーブルなされましたかー!
3.5のミニプラグケーブルなら割とお手頃価格で手に入りますからね~。
CN-50EはでもVictorのケーブルラインナップの中では割と良い部類に入るものですよね。ちょっと気になります。
Victorといえば中低音の厚さかなぁとも思うので、PQ1の音質補正にはいいかもしれませんね~。
私個人としては、PQ1はあくまで外用、と割り切って、ケーブルの色や絡みにくいフラットケーブルだというところをメリットとして見てつかっていたのでリケーブルは考えていませんでした。
が、感想をいただいてしまうと、ちょっと気になりますね~(笑)
他のヘッドホンにも使うことを考えると、今リケーブル用に買おうかなぁと考えているのはオヤイデのケーブルですかね。
すこし値段はるものもありますが、取り回しも含め、解像度など、評判がいいんですよね。というかオーディオケーブルといえばオヤイデ、というイメージが個人的にはあります。
今回もまた情報提供の方ありがとうございました!
ぼくはこれが欲しいと思いました!!
ひとつ聞きたいのですがこのヘッドホンは耳を覆いますか!?
>ひとつ聞きたいのですがこのヘッドホンは耳を覆いますか!?
MAXさん、はじめまして。
このヘッドホンはおっしゃるとおり、オーバーイヤー、耳覆い型ですよー。(補足しておくとハウジング部は幅8cm、縦が10cmといったところです。)
デザインとカラーリングが珍しく、街中でも目立つカッコイイヘッドホンです。
是非購入を検討してみてください^^
はい!
ありがとうございます!!
- トラックバックURLはこちら