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04.20.07:04

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  • 04/20/07:04

04.09.02:21

【XA-VAT】艶℃

そろそろ聴きならした盤の感想でも書いてみようかな!なんて。
ちなみに大体書く盤は、10周くらい聴いてから、最終的に聴きながら書いてます。
記念すべき一番最初の感想記事はXA-VAT『艶℃』
最初っからあえて同人音楽じゃないあたりが、わたしらしい!←

ジャケット
艶℃
2011/03/16
初回盤(CD+DVD)、初回盤(CD+リミックスCD)、通常版(CDのみ)、3タイプで発売。



まず最初にXA-VATについて書いておこう。自分の中での情報確認として。
XA-VATとは、こちらはヴィジュアル系ロックバンドcali≠gariのヴォーカリスト、石井秀仁を中心とする新たなバンドでございます。

メンバーは
石井秀仁(GOATBED、cali≠gari)
Kozi(MALICE MIZER)
SADIE PINK GALAXY(SPEECIES)
小間貴雄(ex-goatbed)
とまぁ、見る人がみれば笑ってしまうようなメンバー構成。

小間さんは石井さんの前身ニューウェイヴユニット『goatbed』(goatbedとは大文字GOATBEDの前身であり一応異なる)のメンバーでもあり、これをみるにXA-VATというのは最早GOATBEDの後身なんだろうなぁと。
しっかしヴィジュアル系バンドさんは名前やら表記やらなんやらを変えるのが好きですねぇ。

さてさて、とりあえず全曲感想いってみるか。眠い状態で聴きながらかくます。ねむい。


1. BLACK RUNWAY OF DEVILS
耳に刺さるノイズからスタート。割とアップテンポ。
ギターとシンセによる低音のリフレインするメロディーに少し遠めから響く石井さんのVo。
後半は延々とリフレインされる「Get up Boy」に半分洗脳されながら・・・・。

2. ZEROTICA
1stシングルの曲。
ミドルテンポで始まるギターとシンセ、XA-VATの特徴といえば、全曲に渡ってこの割と軽めのキック音を使うことかもしれない。
音こそテクノロックといいますか、デジロック色が強いものの、
メロディーライン、単調に動き続けるベースラインなんかはどこかレトロ感を彷彿とさせる80年代ニューウェーヴを感じさせます。
突然開けるサビでの重厚コーラスでは「お!」と思わせられるところがあるなぁ。
あと全体的に歌詞、メロディー共にリフレイン多用しまくりなので、一度聴いてしまうと耳から離れないんだなこれが。

3. Mecca

16bit・・・そう、まるでメガドライブのソニックのゲーム(この表現でどれだけの人に伝わるかは甚だ疑問だが)のBGMのようなイントロからスタートする轟音エレクトロナンバー。
アルバム内でも割と歌詞が聴きとれる曲←
四つ打ちのキックに乗るギターとシンセの重厚バッキングと、キラキラアナログシンセ!これぞ石井節!と思わせられるナンバー。
しかしGOATBED時代にはなかった曲だろうなぁとも思う。やはりギターがなければこんなにハジケた曲は出来ない。
ただ最後がちょっといきなり終わりすぎるかなぁ・・・。あんだけ盛り上げてパタッと終わられちゃうと・・・。
しかし個人的にはかなりお気に入りの曲。

4. VAT-DANCE
アルバム内一番お気に入りの曲!もうイントロから80年代のディスコチューン臭たっぷり!
ひとつ間違えればダサいと言われてしまうんじゃないだろうか・・・・。
ちなみにここでいうディスコチューンっていうのは、今言われるようなユーロビートとかそういうのではないです。うん。アナログシンセ多用でも、あそこまでのハイテンポなものではないです。
しっかしもうこのベースの動きがもう楽しすぎて思わずにやけてしまう。ある意味こちらの方が石井さんの本領か・・・。歌に関しては中心で鳴るヴォーカルに(音場的な意味で)左右からヴォコーダーをかけた掛け合いが入るという、是非とも整ったステレオ環境で聴いてほしい一曲。
ちなみにこちらはPVもあって、またこれがメンバーの格好がモード過ぎて・・・。
ヴィジュアル含めのXA-VATなんだなと思わせられる。

5. Mr.VITAL
ここまで聴いてきて、ぶっちゃけ言わせてもらうと。全部、イントロが似通って(ry
というとこで、今までキャッチーなノリ曲ばっかりだったところに少し毛色の違う曲が登場。
メロではヴォコーダーをかけたVoが少し奥で響きながら、その他は基本は四つ打ちキックとシンセのベース。
中盤で出て来る石井の囁くようなヴォーカルにうぉっと思いながら。その他はラップ調のところもありながら終始不穏な空気を漂わせる。

6. E-Z
インダストリアルなナンバー。
かと思いきや、開始20秒で現れるこれまたゲーム音楽のようなシンセ。焦燥感をかきたてるバッキング。
この曲は歌モノというよりはシンセがメロかな。
囁きVo、そしてサビの重厚コーラス。この曲も終始同じメロディーのリフレイン。耳について離れなくなる。
このアルバム・・・というかXA-VATの楽曲全てにいえることだけども、歌詞が聴きとれない←

7. INVASION-NOVATION
ポップナンバーゾーン突入。こちらも80年代ディスコナンバー。
快活、かつキャッチーなメロディーに後ろで左右に動きながらピロピロ鳴り続けるシンセ音。間奏のシンセの『っぽさ』に笑う。
この曲の展開はそうだな・・・80年代ディスコ、というよりは80年代アイドルのものに共通するものを感じるねぇ。
コーラスが最も綺麗に聴こえるナンバーであり、SADIEさんの声が一番聴きとりやすいんじゃないだろうか。
この曲は他の曲に比べて色んなところで色んなコーラス、色んなメロディーが鳴っているので、ヘッドホンやイコライザーをいじって聴いてみると、また違う印象で聴けて面白い。

8. NUMANS-Roxette
イントロから噴く曲。単調に響くシンセのオクターブベースラインに最早メルヘンといっても良いようなシンセイントロメロディ。
そして『AH-AH-AH-AH』のコーラスに掛け合いで入る『ドーピンピーピンジャンピンフラッシュ』という歌詞のVo・・・・。
えー、いや、歌詞を気にしないで聴いてれば、普通に楽しくのれる曲です。うん・・・。
そしてサビでは石井の伸びやかな声とコーラスで引き寄せられる。
Aメロの歌詞の意味不明さ・・・・いや、Bメロも日本語にはなってるけど意味不明というこれはある意味石井節。
というかまぁ石井さんの書く歌詞は意味よりはフレーズの響きを重視してるからまぁ普通の意味ある言葉にはならないんだろうけども。

9. EPOC TRACE
ポップチューン。エレクトロポップに属されるかな。
ある意味メロディーも音色も王道、キャッチーすぎて、このアルバム内では少し印象が薄い曲・・・。
ただVoに加工がほとんど入ってないので聴きやすい曲ではあるし、純粋に石井さんの声を聴けるって感じがした。

10. THE 艶℃ BABY

アルバムタイトル艶℃が入ったチューン。
こちらもノイズが多めでインダストリアルな感じ。
音色としては少なめなので、シンプルな曲ではある。
単調に響くキック。オクターブに動くベースライン。聴きとれない歌詞(まだ言うか)
とりあえず何かを理解しようとして聴いているといつの間にか終わってしまう、そんな曲。
・・・・まぁ私が理解力に乏しいと言われていしまえばそこまでだがね!



総評的な何か。
私は初回盤(CD+CD)を買ったわけで、もう1枚リミックス盤が残っています。
こちらではアルバム全曲を様々なアーティストのリミックスで1曲ずつ収録しているのですが。
参加ミュージシャン陣の中にムーンライダースの鈴木慶一氏がいてびっくり!カリガリの方でも何度か関わってらっしゃいますが・・・。ちなみに鈴木さんは、INVASION-NOVATIONを担当していたのですが、原曲を生かしつつも雰囲気をがらりと変えて来る斬新なリミックスでした。
その他、どの原曲も基本がキャッチー路線でいっている分、リミックスでは各アーティストの個性が出ているなぁと。
割かし参加アーティストは普段はアンビエントっぽい音楽をやってらっしゃる方なども多く、
キャッチーさをなくしつつも原曲を殺してないという、実力をうかがい知ることのできるリミックスばかりでした。
しかし正直なところ、この初回盤をXA-VAT入門にはすすめないかなと。
今までXA-VAT、前身GOATBEDを聴いた事がない方なら、普通に通常盤を聴いてみることを、もしくはDVDつき初回盤を買ってみてみることをおすすめしますね。リミックスCDは少しコアなナンバーが多かったので。原曲との対比でつまんないなーと感じられてしまうかもしれないです。

して、アルバム・・・というよりはXA-VATの総評といたしましては「GOATBED進化版形」ですね。
初期goatbedから聴いてきていた私からすると、コンポーザーでありヴォーカルである石井秀仁の音楽性は大きく変わってはいないと思うわけで。
前から一見(一聴?)するとどこか懐かしい、どっかで聴いた事あるようなメロディーの所謂「80年代」のサウンドを作り続けているし。
ただ、年々、ユニット、バンドのメンバーが増えるたびに、音は重厚になっていくとは思います。当り前だけど。
して、GOATBEDとの決定的な違いはやはりKoziさんの加入によるギターの音の重厚さ、それによるロック色の強いナンバーが多くなった事だと思います。またXA-VATになってからは結構歌モノが増えたかなと。キャッチーさは増してる。
そして彼らのフィールドがライブでもあることを忘れてはいけないと思います。
これだけのノリ曲を持っている彼らのライブは盛り上がる事必至であるし、私が見に行ったライブも随分と激しかったし。
そしてメンバー全員の服装が見事にモード系であり、そろそろレディーガガをも超えるんじゃないかと。特に石井さんの髪型とか。(実際石井さんが着てる服のいくつかはガガと同じブランドのものだったりするわけだけどもw)
そのモード性、アーティスティック性はアルバムのアートワークやPVにも顕著に表れているし、こういうのが好きな人、意外と多いんじゃないかなぁと思うのだけど。あまり知られていないもので。
うん、ライブ、PVをみても面白いバンドであることは間違いないし、これからの活動も期待できるなぁと思える1stアルバムでした。
視覚的にも聴覚的にも楽しませてくれる。ダウンロード配信じゃつまらない、CDを買って、ブックレットをみたいと思わされる、そこまでこだわりを持ってくれているバンドです。
かなり賛否両論あるみたいだけども、これはこれで、私は好きです。

もし「80年代ディスコ」ってワードが引っかかった方は是非聴いてみてください。
そしてVAT-DANCEのPVをペタリ。

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